どうも、大橋です。私事ですが、芝浦の語学研修で1か月、アイルランドに行きました。研修は毎日が楽しく、留学に行く意義を実感する貴重な経験ができました。本記事はアイルランドに是非行ってほしいという願いを込めて作りました。ラブレターを書く時でもこんなに悩んで文章綴りません。よろしくお願いします。まず、アイルランドについてざっくり知ってもらえたらと思います。
基礎情報
アイルランドはどこに位置しているのでしょうか。
アイルランドはブリテン諸島の西側、すなわちイギリスの西隣にある島国です。日本の成田空港から、アラブ首長国連邦のエディンバラ空港を経由すると、行きは20時間50分もかかります。帰りは偏西風の影響で、4時間もの飛行時間が短縮され、16時間ほどで日本に着陸できます。
アイルランド、移民の歴史
アイルランドでは、移民という言葉が歴史内で見かけられます。昔、アイルランドは飢饉に苦しめられていました。1845年頃、ジャガイモに胴枯れ病という病気が発生し、ヨーロッパ史上でも例を見なかった大飢饉が起こりました。その頃のアイルランドはイギリスの一部であり、飢饉の際に収穫された多くのジャガイモは、イギリスに運ばれてしまいます。飢えに耐えかねて、多くのアイルランド人が移民として、アメリカなどに渡ったと言われています。
そんな苦労を積んだアイルランドは、1949年にイギリスから離脱しました。しかし、北アイルランドは今でもイギリスであり、そこには宗教の問題が絡んでいます。興味があれば、ぜひ「ベルファスト合意」で調べてみてください。
ちなみに、次の項で説明する聖パトリックデイは、アイルランドからの移民の人たちが世界に広めたお祭りです。
聖パトリックデー
アイルランドでは、3月17日に聖パトリックデイという名前の祝祭日があります。5世紀にアイルランドへキリスト教を伝えた人物である聖パトリックを祝う日です。アイルランドのシンボルカラーである緑色のものを身につけてお祝いします。
聖パトリックデイは世界的にもよく知られています。私のホストマザーはハワイ海外旅行に行った時、現地の人が聖パトリックデイを盛大にお祝いしていたらしいです。その際に、ホストマザーは緑色のものを身につけていなかったので、「あなたはアイルランド人じゃない」と言われてしまったそうな笑
大学での授業
大学では14時から18時の間、英語の授業を行いました。その授業が本当に難しかったです。まず母国語を話すことが禁止されているので、日本語が話せません。また、授業の人数の割合が11人中7人がフランスの人だったので、必然的にフランスの人とペアになりました。その中で、最初の30分は英語で会話する時間だったので、スピーキング初学者の私にとってはかなりきつかったです。しかし、アイルランドの1ヶ月間で私の英語力はかつてないほど伸びました。これはガチです。アイルランドから帰った1ヶ月後に受けたTOIECのテストが100点高くなりました。語学留学恐るべし。
観光
アイルランドには沢山の歴史的建造物が存在します。どこに行っても楽しめると思いますが、1番良かったのはトリニティ・カレッジの図書館です!文字装飾についての資料や昔の書物が保存されており、アイルランドの荘厳な雰囲気を感じられます。トリニティ・カレッジの図書館は、改修工事の影響で本棚の半分ほどが空でした。その代わりなのか、図書館の天井には美しい地球のオブジェが浮かんでいます。図書館と地球と聞くと、一見奇妙な組み合わせに思えますが、妙に空間に馴染んでいました。別館には喋る石像やプロジェクションマッピングを利用した映像を見ることが可能です。
また、アイルランドの首都であるダブリンの中心街では、ディズニーランドで見るような素敵な街並みが広がっています。中でも、バトラーズというチョコーレートのお店が私のお気に入りの場所でした。このお店のホットチョコレートというドリンクがあまりに美味しいので、アイルランドに行く甘党の方は是非食べてみてください!
ホストファミリー
右の写真は、ホストファミリーへ送ったお手紙とお花です。これらも、中心街で買いました。
ホストファミリーは、私がアイルランドに行って1番良かったことです。私は日本にいるとき、英語を話すことが滅多になかったので、最初は本当に何も喋れませんでした。しかし、ホストマザーが英語をゆっくり話してくれる気さくな人だったので、安心して1ヶ月を過ごすことができました。しかも、ホストマザー、料理が上手い。完全に胃袋を掴まれました。マフィンやパブローヴァというケーキなど色々な料理をいただいたので、日本食が恋しくなることがありませんでした(笑)
本当にお世話になりました!
アイルランドでの困りごと
アイルランドで一番困ったのは、トイレとバスです。
アイルランドには色々なお店がありますが、無料でトイレに入れる場所はあまりないです。日本ってトイレ大国だったんだな、と改めて思い知らされました。私は結構トイレに頻繁に行く人間だったので、街の無料で入れるトイレをいくつか覚えていました。ぜひアイルランドに来たときは、トイレの場所を確認しておいてください。
アイルランドのバスは2階が付いており、席数が日本のバスの3倍くらいあります。席に座ると正面にUSB型の電源口があり、スマホを充電することができます。とても便利で有難いバスですが、時間通りに着かないことがあります。3分早く出発してしまうこともあります。日本のバスに慣れていた自分には衝撃でした。時間に余裕をもって行動することの大切さが身に沁みます。
一年前の自分へ
「来年の2月に、アイルランドの語学研修に行きたい」と思っているあなたは、とりあえずアイルランドの歴史や文化について学ぶことをお勧めします。
なぜなら、アイルランドは歴史を感じられる観光地が多く、歴史や文化を調べることで、観光の面白さが何倍にも膨らむからです。ぜひ、アイルランドの歴史とマザーズデイのことについては知っておいてください。ホストファミリーとのお話のネタにもなります。英語を学ぶモチベーションにも繋がります。
英語を話す力をしっかり伸ばしたいと思うなら、日本人以外の人とよく話しましょう。そうしないと、英語能力の成長はあまり見込めません。先生やクラスの外国人、現地のアイルランド人に積極的に話しかけてみてください。頑張って伝えようとすれば、丁寧に答えてくれます。
最後に、空港に迎えに来るおじいちゃんに、帰国する時間を1時間遅く伝えてください。荷物受取所で荷物を受け取るのに、1時間かかるので。