2025年春号_vol.52 収録
立地が良すぎる
豊洲キャンパスを訪れるたびに感じることがあります。それは「立地が良すぎて、ずるい!」という、東大宮キャンパス生ならではの素直な嫉妬です。駅からキャンパスまで徒歩数分という抜群のアクセスの良さ。授業の前にはスターバックスやお洒落なカフェでコーヒーを購入でき、放課後は近くの商業施設で食事やショッピングを楽しめます。一方、東大宮キャンパスでは駅からバスを待つか、自転車で通学することがほとんどです。もちろん、それにはそれの良さもあります。しかし豊洲キャンパスの都会的で便利すぎる立地を知ってしまうと、どうしても羨ましさが募ってしまいます。豊洲キャンパスの学生の皆さんは、こうした便利な環境を日常として当たり前のように過ごしているかもしれませんが、それは決して当たり前のことではありません。立地の良さは、きっと大学生活の質にも大きく関わってきます。豊洲で過ごす皆さんには、ぜひその「恵まれすぎている環境」のありがたさを忘れないでほしいと思います。



エレベーターが不便
豊洲キャンパスに慣れていない私が最初にぶつかったのは、エレベーター問題です。東大宮キャンパスは横に広く平坦なのに対して豊洲キャンパスはまさに都会型、「縦長」です。授業開始直前になると、エレベーター前には大行列まだかな…」「遅刻する…」という不安と戦いながら、なかなか来ないエレベーターをじっと待つしかありません。しかも、このエレベーターはなかなかの曲者。どの階に止まるのか分かりにくく、「とまるの?」と戸惑うこともしばしば。階段を使って健康志向を目指すには、豊洲キャンパスはあまりに「縦に長い」。結局エレベーター頼みで、不便さと毎日格闘する学生も多いでしょう。都会的なキャンパスの象徴である縦型の校舎。その裏に隠された地味な苦労が「エレベーター待ち」なのです。
喫煙所が少ない
大宮では、授業の合間に気軽に一服できる環境が整っている一方、豊洲キャンパスでは喫煙所が限られ、喫煙者にとってはちょっと肩身の狭い環境になっています。豊洲は都心に位置していることもあり、健康志向やクリーンな環境づくりが重視される傾向があります。その影響で、喫煙スペースは片隅に追いやられがち。喫煙スペースを探してキャンパスをウロウロする学生や、休憩時間に遠くまで移動を余儀なくされる学生もいるようです。禁煙や減煙を始める良いきっかけにはなるかもしれませが、喫煙者にとっては少々ストレスがたまるかも…。豊洲キャンパスが示す、時代の流れや健康意識の高まりを肌で感じるポイントかもしれません。(※未成年喫煙ダメ絶対!!!)



豊洲って書けない!?
「豊洲」の漢字を書き間違えてる人が多い。その理由は単純で、「豊洲に行ったことがないから」。東大宮を拠点としてきた私たちにとって、豊洲キャンパスは実は少し遠い存在です。物理的距離だけでなく、心理的な距離もあるのかもしれません。「おしゃれで都会的」「なんとなく洗練されている」そんな漠然としたイメージだけが先行し、実際に足を運んだことがある人は少数派。豊洲について何かを語ろうとしても、経験がないから言葉が出てこない。書こうと思っても、なぜか曖昧で抽象的になってしまう。実際に学生の声を集めてみると、「正直よく知らない」「豊洲って何があるの?」と困惑した反応もちらほら。もしかすると私たちは、「知らない街」に対して、勝手におしゃれな幻想を抱いているだけなのかもしれません。これを機会に一度、豊洲の街へ実際に出かけてみるのも良いのではないでしょうか。「書けない」のは、未知だからこそ。未知だからこそ、きっと面白い。
なんやかんやで東大宮歴八年目の好村です。高校も東大宮でした。長い付き合いですね。さてこの記事がtot初記事なわたし。正直に言いますね。「豊洲に一言」と言われても正直困ってしまいます。私は豊洲にほとんど行ったことがないんですよ。私にとって、豊洲キャンパスはまるで憧れの都会のような存在です。ああ偉大なる豊洲。(編集:好村)